双極性障害の日常記録
こんにちは。まつこうです。
双極性障害の私が、日頃から行っていることを話していきます。
これらを診察時に医師へ見せることで、より具体的に話を進めれると考えております。
是非、一読してみてください。
本記事の内容
活動量と気分のモニタリング
そもそも何を記録していくか?
・気分が良い⇒活動量が増加、食事量の増加・過食気味
・気分が悪い⇒食事量の低下、活動量の低下
一般的な観点から、上記の事が考えられると思いますので、
・気分(黒):●
・活動量(赤):△
・食事量(青):×
をAM・PMに分け、最大±10の範囲内で記録します。
<実際の記録紙>
記録方法
記録紙の□部分の上記写真±5の範囲であれば、正常(躁鬱のレベルではない気分)とし、
それ以上の場合は、躁or鬱の判断基準とています。
最初の内は、そもそも今どこか?となりますが、発症前の自分と照らし合わせながら、
2ケ月ほど記録していけば、自分がどの範囲にいるかを掴めてきます。
判断基準
自分の場合は、以下の様に判断しています。
・躁⇒活動量と気分が+5を超える
・うつ⇒気分と食事量が‐5を超える
(鬱の時に、過食など人それぞれなので、自分に合った判断をお願いします。)
まつこうの工夫
気分が下がっている理由をメモしておく
さらに私は、気分が優れないときは、「かなり眠い」「寝れなかった」「身体症状がつらい」等、
見返した時になぜ、その時の判断理由を記載しています。
継続するメリット
過去の自分と対比できる。
データにすることで、過去の同時期の自分がどのような状態だったか、
それに対して改善できていたかが分かる。
また、今後の改善方法の模索が出来る。
悪化の前兆が自他共に掴みやすい
悪化の前兆が分かると共に、第3者から気づきをもらえる。
睡眠・覚醒リズム表
一般的なもので、復職するために判断材料になります。
毎日の、起床・就寝時間を記録すると共に、その時の気分を記録するものです。
睡眠の記録だけに使うのは持ったいないので、時間毎に、散歩・仮眠していた等記録しています。
(双極性障害では、対人関係社会リズム法が適していると言われていますが、
自分はこちらで、病気に合わせています。)
右から3つ目の枠に”日常行動”の欄があります。
ここには、何故動けなかったか?の理由を書いており、
赤字で、「かなり眠い」「鼻づまり」等
体調不良など、何があったかを記載しています。
復職の判断基準
全部の会社かどうかは分からないですが、一般的には、産業医・人事の復職可否の判断基準とされています。
気分の状態の項目について
睡眠・覚醒リズム表に、「気分の状態」の項目(写真の日常行動の左)が
ありますが、ここは、「気分のモニタリング」で詳細に記録しているので割愛しています。
産業医にも、「気分のモニタリング」でお見せする予定です。
記録するメリット
悪化する前兆をとらえる
例えば、このままいけば嫌な予感がする、前と同じ現象が出始めている等、
悪化する前に気づき、その時々の自分の活動・気分を掴み、ブレーキをかけれる。
医師に1日毎の睡眠の質を話せる
医師に見せることで、その日毎に、睡眠について話ができるので、
睡眠薬があっていないのか、それとも、色々な外部の刺激が強くて寝れないのか?
等、お話が出来る。
よく眠れないときは、アロマを焚いて香りを楽しむ等、リラックスするのもいいでしょうと言われていますよね!
まとめ
双極性障害は非常に厄介な病気です。
油断していれば、簡単に病気に呑まれます。
その為、簡単に呑み込まれない為にも、この記録を本気で、やり出したのは、一年前。
自分は最初、そう感じていましたが、
でも、そこは粘って、少しでも良くしようという思いでやってきました。
2年目突入ですが、今後ともやっていきます。
以上、まつこうでした。