「うつ病は甘え」に対する健常者と当事者の思いを考えた
こんにちは、まつこうです。
私は双極性障害を患っておりますが、
当事者になると、耳にすることがあると思います。
果たして、本当にそうでしょうか?
ここでは、「うつ病は甘え」に対する、お互いの気持ちを踏まえた私の考えを書いていきます。
うつ病をどう思っているか?
いわゆる”エゴサ”で、こんなコメントを見ました。
”誰だってストレス溜まることはあるし辛いときはあっても我慢して頑張ってるやろ
なーにが鬱やただのヘタレやん”
他の掲示板でも、色々なコメントを見ました。
その結果、共通して下記の心理があるのではないかと感じます。
- 自分含めて皆、一番苦労しているのに何言ってるの?
- 見た目は普通なのに、体調悪そうに演じているんじゃないの?
- ストレス溜まってるのは、みんな一緒なのに、病気になったって、甘えてない?
- 病気を理由に嫌な仕事から、逃げている
- 仕事が遅い上に、「うつ病って診断された」って甘えじゃん etc…
要は、みんな一緒なのに、病気になるってありえない。
職場でも聞いた
また、自分がバリバリ働いている時に、
2歳年上の先輩が、無断欠勤(後にうつ病と判明)する日があり、
当時、上司がふと口にしたことを、今でも覚えています。
現に私も、3回目の復職後、仕事の相談では、何回も言われましたから。
私の考え
「うつ病は甘え」という考えが甘い
- うつは、動きたくても、動けないから休んでしまう
⇒仕事に行きたくないから、行かない(欠勤)ではない
あ - うつは、何をしても気持ちがスッキリしない
⇒健康な人は、気持ちの切り替えが何だかんだ、うまいと思う
あ - うつは、苦手・嫌な仕事も、適当にこなせず、パニック発作が出ることもある(私)
⇒周囲は、「仕事だから」と言い聞かせて、適当にこなしているとよく聞く
私は、うつ(双極性障害)の当事者として、仕事が嫌とうつの行動は明らかに違うと考えています。
うつ病は甘えとよく言いますが、鬱の過渡期は、「動きたくても動けない」が多いと思います。
— こーた (@sp_1105) April 17, 2018
だから、「動きたくない」という感情とは全く違います。
持論ですが、甘えとは、周りに助けて欲しいとか、どうしようもない時に頼り続ける事等を言っている気がします。
不愉快な思いをさせたらすいません。
ガンとか糖尿病は、薬の副作用で外見に現れるのを除けば、病気は目に見えないものが多いのです。
私は、そういう身近な人たちを見てきました。
症状が外見に出ないからといって、
思ってはダメで、プロの医師の診断なので、病気は病気です。
目に見えないから「病気じゃない」という人の考え方は浅はかなのです。
気を付ける事
これにあぐらをかいて、
とお願いばかりすることには、気を付けないといけないと思います。
改めて思ったので、追加
— まつこう@双極・HSPに合わせよ! (@matsuko_Bz7AIMI) August 22, 2018
頼りすぎるというのは、自分の事を棚に上げて、可哀想でしょ?だから、助けてよの様な形で頼りまくることだなと改めて。
問題は頼り方かな。
確実に言えることは、うつ病は甘えと思う・発言する人の考えが甘い。
表に出ないだけで病気は病気。表にでないのが多いんだから。 https://t.co/CrtBD9xFTM
少しは自分でやれ
お願いばかりしていたら、こう思われても仕方がないと思います。
※実体験を含みます。
周りに頼り続けることが多い事に注目され、「うつ病は甘え」とぬかす人がいるのではないでしょうか?
じゃどうしたらいいのか?
本当にうつの過渡期には、
ヘルプが無いと何もできない事は自分も体験しています。
だから、全部自分でやれとは言いません。
ただ、少しずつ回復してきたら、食器洗いや風呂洗い等出来ることを増やしていきましょう。
ちゃんと見てくれてる人は、認めてくれるはずです。
まぁ私の場合、これが恋人と別れるきっかけの一つだったと思っていますし。
甘くない!と理解させようとしないこと
理解させるまでの間に、イライラや孤独感などで精神的にかなり消耗してしまうのが実情です。
思考の偏りの是正や精神面の対処等、絶対に、自分の治療に時間を向けた方がいいと思います。
話をしてもこんな感じで、あしらわれましたね。
まとめ
うつ病などの病気は、プロの医師が診断するので、病気は病気です。
「うつ病は甘え」と言う奴には、言わせておけばいいのです。
最初の内は、言葉に傷つくことがありますが、その内聞き流す事が出来てきます。
また、周囲に理解させることばかりに注力せずに、
きちんと自分の症状の確認と対処法の考案に時間を向ける方が、ベストだと思います。
お互いぬくぬくと過ごしていきましょう!!
以上、まつこうでした。