双極性障害の休職中にしておくこと③直近の収入源を気にするな!
こんにちは。まつこうです。
休職された方が、この記事を読まれていると思いますが、うつ病や双極性障害などで、会社を休職すると、給料は0になります。
収入源が無くなって、将来の事で不安になりますが、休職期間中に給料は出ませんが、手当が支給されます。
何も知らなかった私は、本当にびっくりしました。
休職中でも収入源は、3つあります。
- 傷病手当金
- 普通傷害保険の「休業保障」
- 失業保険(失業手当)
※会社を退職し、お休みを取ながら働く意思があるという一つの考え方で、ここではお話しします。
しばらく収入がないことで、将来への不安が強まり、休職本来の”休養”が全くできず、うつが加速してしまう人もいると思います。
この制度を知る知らないは、精神面で大きく影響するので、知ることは大事です。
特に、休業保障は、うつ病以外のケガでも適用されますので、事前に加入しておくことをオススメです。
今回は、休職中の収入面について、話していきます。
本記事の内容
傷病手当金
傷病手当金とは?
健康保険の制度から受給することができ、基本給に近い金額が支給されます。
休職4日目~復職日の前日までの期間分が支給されます。
休職開始日~3日分は支給されない為、会社の人事部に相談し、この3日分は有給で申請しておけば、3日分は給料として貰えます。
私の場合、1回目は有給を申請できましたが、2回目以降の休職では、有給申請はできず、3日分は無給状態でした。
支給条件
・業務外の病気やケガで療養中であること。
・療養のための労務不能であること。
・4日以上仕事を休んでいること。
・給与の支払いがないこと。
支給期間と支給額
休職4日目から、1年半の期間分を支給されます。
(内訳:[傷病手当金]1日につき直近12ヵ月の標準報酬月額平均額の30分の1の3分の2+[傷病手当金付加金]1日につき直近12ヵ月の標準報酬月額平均額の30分の1の15分の2)
会社によっては、傷病手当金期間終了後、延長傷病手当金付加金を支給することができ、延長傷病手当金を含めれば、最長3年支給されます。
<支給期間のイメージ図>
申請方法
会社既定の正式文書に印刷して、以下の手順で進めていきます。
当事者が記載する項目を記入
簡単な内容なので、苦にはなりません。
- 保険証番号
- 名前、住所、印鑑
- 所属部署
- 病名と発病の理由
- 休業期間
※障害年金等を利用している方は、利用していることをきちんと明記してください。給付額が変わります。
主治医の記入項目があるので、主治医にお願いする
※初診日、労務不能日数、病名、診療日数など
お願いした当日で、記入してくれる医者もいます。
人事部の担当者に提出
約2ヶ月ほどで、支給されます。
正直、驚きました。
普通障害保険の「休業保障」
普通傷害保険に加入している場合、傷病手当金とは別に、支払い請求できるものです。
月の保険料の支払額によって、1日当たりに貰える金額が異なります。
また、長期休業保障もありますが、休業保障の料金とは別に、保険料を支払しておく必要があります。
支払い条件
休業保障:就業不能による休職5日目から最長1年間
長期休業保障:休業連続365日の翌日から1年間
申請方法
傷病手当金より、手間は増えますが、以下の手順で申請が出来ます。
保険会社に、申請書類を送付してもらう
保険会社に電話をして、自宅に送付してもらいます。
当事者の記載する項目を記入
基本的に、傷病手当金の内容と一緒です。
主治医に診断書を記入してもらう
保険会社より送付されてきた、既定の診断書を記入してもらいます。
記入してもらうのに、約1~2週間ほどかかります。
人事部に、休業期間証明書を記入してもらう
人事部が、出勤有無を確認しているので、休業期間の日数を記入してもらいます。
保険会社へ提出する
全ての書類をそろえたら、保険会社に郵送で提出します。
約2か月後に支払いがされます。
失業保険(失業手当)
会社を退職し、お休みを取ながら働く意思があるという一つの考え方で、ここではお話しします。
雇用保険に加入していることが前提で、働く意欲を見せている場合に申請が出来ます。
※自己都合退職の有無の審査によって、申請可否があります。
詳しくはこちらから↓
支払期間と支給額
※給付率は、給料が高かった人は低く、給料が低かった人は高く設定されています。
<年齢別基本手当 日額上限金額>
30歳未満 6,710円 30歳以上45歳未満 7,455円 45歳以上60歳未満 8,205円 60歳以上65歳未満 7,042円 ※2017年8月1日現在
<自己都合の場合の失業手当給付日数>
1年未満 1年以上
5年未満5年以上
10年未満10年以上
20年未満20年以上 全年齢 – 90日 120日 150日
申請方法
- 必要書類の準備(雇用保険被保険者離職票、マイナンバー確認書類、身元確認書類等)
- ハローワークで手続きをする
- 雇用保険説明会に参加する
- 失業認定日にハローワークへ行く
- 受給
↓分かりやすくまとめられていますので、ご参照ください。
【注意】
失業手当がもらえる期間は、離職日の翌日から1年間です。手続きが遅れてしまうと、最後までもらいきれないこともあるので注意しましょう。また、早く転職先が決まれば、「再就職手当」が受けられる場合もあります。
まとめ
休職中にお金をもらえる制度について、記載しました。
少なからず、1~2年間は、お金がもらえますので、治療に専念し、1年間程で良くなるようにゆっくり過ごしましょう。
以上、まつこうでした。